浄土真宗本願寺派の僧侶、宇佐美嘉浩(法名釋嘉心)がみじかに起こったこと、感じたこと、思ったこと等
みじかくお話するコーナーです。みじかな法話(法話でないこともあります)
宇佐美 嘉浩(うさみよしひろ)真光寺衆徒 1968年広島県生まれ ダンスはおどれません。
人身(にんじん)受けがたし今すでに受く 仏法(ぶっぽう)聞きがたし今すでに聞く(礼讃文:三帰依文)
筑紫野市、太宰府市、大野城市の浄土真宗のお寺、御笠組(みかさそ)では、巡番(じゅんばん)に報恩講法要を18ヶ寺で毎年持ち回りにてお勤めをしています。
この2年間(2020年、2021年)はコロナの影響により中止となりましたが、今年は10/22(土)10/23(日)に太宰府市の西正寺にてお勤ります。
18ヶ寺の住職、僧侶、ご門徒の方々が一緒にお勤めを行います。中々の光景で圧巻ですよ!
1年に1度のご縁、どうぞ皆さま、お誘いあわせの上お参り下さい。詳しくは”御笠組ホームページ”をご確認ください。(トップページ右下に御笠組HPのバーナーがあります)
巡番報恩講法要・・・巡番(じゅんばん)って順番の漢字じゃないの?
順番・・・1から18まで順番にお参りし18が終われば終了。ですが、この巡番は1から18まで巡番にお参りし、18が終われば、また1に戻るエンドレスを意味する”巡番”だそうであります。
なるほど!それで”御笠組巡番報恩講一覧表”には2074(令和56)年慶伝寺(大野城市)まで予定されているのか!?もう私はこの世に存在しませんね〜。
真光寺の”報恩講法要”は11月下旬から12月上旬に行う予定です。決定次第、ホームページ行事予定にて掲載お知らせさせて頂きます。
報恩講法要とは、ご開山聖人”親鸞聖人”のお徳を偲ばせて頂きながら、私たちが仏教、浄土真宗のみ教え、お念仏のご縁に会わせて頂く、親鸞聖人のご法事であります。どのお寺さまも年間行事の中で最も大切な法要とされています。
”本願力にあいぬれば むなしくすぐるひとぞなき 功徳(くどく)の宝海(ほうかい)みちみちて
煩悩(ぼんのう)の濁水(じょくすい)へだてなし”(註釈版聖典 五八〇頁)
仏さまのみ教えに出逢った人は、むなしく過ごす人はいません、仏さまの功徳が大きな大きな海、宝の海のごとくみちみちて、この私の煩悩、濁った水の様な私の心をもへだてる事はありません。
今、あなた様がこれを読まれてるってことは、本願力に出逢い、もうすでに仏さまの腕にしっかりと抱かれています。
称名 2022年11月
写真:真光寺本堂お内陣 親鸞聖人
真光寺境内の五葉松です。
あれは真光寺が当番の巡番報恩講法要時、2014年の10月頃でした、この写真の様に茶色に染まったかの様になっている松を見て、総代のKさんとHさんが
”この松は自分で枯れた葉を落としきらんけん、振るってやらんといかんとよ”
”そうたい、これはこうして”
とやり方まで教えて下さいました。
それ以来毎年のルーティーンとなりました。
松はどの松でも”手がかかる”と聞きますが、手がかかればかかる程、かわいくなりますね!
自分が散髪した時と同じ感覚です、スッキリしました!
仏さまも同様に手がかかる私たちを”ほおっておけない”といつも寄り添って下さっています。
称名 2022年11月
写真:真光寺境内の五葉松
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