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真光寺は 浄土真宗本願寺派 のお寺です

みじかな法話

浄土真宗本願寺派の僧侶、宇佐美嘉浩(法名釋嘉心)がみじかに起こったこと、感じたこと、思ったこと等
みじかくお話するコーナーです。みじかな法話(法話でないこともあります)
宇佐美 嘉浩(うさみよしひろ)真光寺衆徒 1968年広島県呉市出身 ダンスはおどれません。
人身(にんじん)受けがたし今すでに受く 仏法(ぶっぽう)聞きがたし今すでに聞く(礼讃文:三帰依文)

お仏壇のよーかどう(前編)

 活動報告写真 この度は旧納骨堂から新納骨堂へご本尊さまの移設、修繕・修復、納骨壇の設置などをして下さいました、お仏壇のよーかどう(筑紫野市二日市中央通り)花田様に色々お話をお伺い致しました。

〜ご本尊さまの特徴や修繕・修復について〜
 初めに今回の新納骨堂「無量光堂」の御内仏修復、納骨壇設置のご発注を頂きまして誠にありがとうございました。
 無量光堂にご安置致しました阿弥陀如来様は玉眼入りのお顔が特徴になっており、金蓮華六角華鬘付の台座に立っておられます。
修復につきましては、全体を一旦木地の状態にした後、傷んだ部分の補修をして下地を整えてから純金箔1号色の仕上げで致しました。

〜最近の納骨壇について〜
 以前は木製黒塗りの納骨壇が多かったのですが、最近は今回納品致しました”アルミ製ウルミ色仕様”を選ばれる事が多いです。特別仕様になりますが、外側をアルミ製にし、内部に木製純金箔押しの御宮殿を配置した仕様など材質の違うものを組み合わせることもあります。

〜真光寺のご本尊さま、納骨堂について〜
 御院家様をはじめ、総代会、建設委員会の皆様の熱意で素晴らしい新納骨堂になられたのではないかと思います。
当店としましては、行き届かない点もあったかと思いますが、皆様のご期待に添えるよう精一杯尽力させていただきました。

 どうもありがとうございました。次回の後編へと続きます。

 称名 2022年1月

写真:無量光堂のご本尊さま


お供えもの

活動報告写真

 以前、お参り後にお茶を頂きながら世間話をさせて頂いていましたら”お仏飯(おぶっぱん)仏さまにお供えするご飯は仏さまの食事なの?”と質問を頂きました。更に”ご飯だけでなく食パンでもいいの?”と・・・おぶっぱんだけに!?

 お仏壇や納骨堂へのお供え物でも日本酒やビール、ジュース、お茶、お菓子、果物など、色々なお供え物が見られます。

@仏さまへの食事としてお供えされたのか?
Aこのお供え物の恵みに感謝して、まずは仏さまにお供えし、後で頂かれるのか?

どの様な思いでお供えされたのか?さだかではありませんので一概には言えませんが、私たちの浄土真宗では@でのお供えは必要ありません。なぜなら阿弥陀さまが建立された”お浄土”という世界は、もっとも清らかなさとりの世界ですから、のどが渇いたり、お腹がすいたりする世界ではないからです。

 とはいえ、あの人はビールが好きだったから・・・あの人は日本酒が好きだったから・・・。
その様な思いでお供えされる方々の気持ちもわかります。

 どうぞA番の、恵みのご縁に感謝しお供えさせて頂く・・・。とほんの少しでも思える様に、お寺の法要・法座にお参りし、お聴聞を続けて・・・と、思える様な私に・・・仏さまにお育て頂ければ・・・と思う事であります。

 お仏飯(おぶっぱん)仏さまにお供えする”ご飯”お米は、私たちの主食です。つまりこの私の”命”にかかわります。お蔭さま、感謝の気持ちでお供えします。手を合わせお参りし、お念仏させて頂いた後には食事として有難く頂きましょう。
そういった意味でも現代ではパンも主食ですから、お仏飯としてお供えさせて頂いても良いでしょうね!
 
 食前のことば
 多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました。
深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。
 食後のことば
 尊いおめぐみをおいしくいただき、ますます御恩報謝につとめます。
おかげで、ごちそうさまでした。

 称名 2022年1月

写真:森とコーヒー。


除夜の鐘カード

活動報告写真

 人身(にんじん)受けがたし 今すでに受(う)く 仏法(ぶっぽう)聞きがたし 今すでに聞く (礼讃文:三帰依文)
と今年の除夜の鐘カードに記入させて頂きました。

 当たり前の様な事ですが、当たり前ではありません。この私の命をさかのぼると父と母がいます。そしてそれぞれにも両親がいます。そして更につながっています。

 10代さかのぼるだけでも1024人の方々が関係しています。この中の誰かと誰かが出会わなかったり、結婚しなかったり、何か一つでも異なっていれば、この私は存在しない。同じ両親でもこの私が誕生する確率は・・・とんでもないことです。奇跡です。
とんでもない確率の”命”を、”奇跡的な命”をもうすでに受けさせて頂いています。どうか大切にして頂きたい。
朝、昼、夜と当たり前の様に食事として頂いている”命”も一緒です。鶏肉、豚肉、牛肉、お魚、お野菜等など・・・。
人間に食べられる為に生まれてきた命なんてひとつもありません。全ての命は、かけがえのない大切な命です。

 お釈迦さまがガンジス河のほとりの砂をすっと手のひらにすくわれて、お弟子さまに話されました。
この世には多くの命がある、こんなに砂があるけれども、人間に生まれてこれるのはこれだけ(手のひらの砂)なのですよ。
更に手のひらにすくわれた砂から、ほんのひとつまみ取られて、仏法に出会えるのは更にこれだけなのですよ。
と話されました。

 仏法に出会うことは非常に難しい事ですが、もうすでに出会わせて(聞かせて)頂いています。

どうぞこのご縁を大切に、さらにお寺での法要・法座、法話(お聴聞)などの仏法に出会って、聞いて頂ければなあ・・・と思うことでございます。
人身(にんじん)受けがたし 今すでに受(う)く 仏法(ぶっぽう)聞きがたし 今すでに聞く
 称名 2022年1月

写真:真光寺の梵鐘


過去のみじかな法話 2020年7月号
過去のみじかな法話 2020年9月号
過去のみじかな法話 2020年10月号
過去のみじかな法話 2020年12月号
過去のみじかな法話 2021年2月号
過去のみじかな法話 2021年4月号
過去のみじかな法話 2021年5月号
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過去のみじかな法話 2021年9月号
過去のみじかな法話 2021年10月号
過去のみじかな法話 2021年11月号
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過去のみじかな法話 2023年12月号












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