本文へスキップ

真光寺は 浄土真宗本願寺派 のお寺です

みじかな法話

浄土真宗本願寺派の僧侶、宇佐美嘉浩(法名釋嘉心)がみじかに起こったこと、感じたこと、思ったこと等
みじかくお話するコーナーです。みじかな法話(法話でないこともあります)
宇佐美嘉浩(うさみよしひろ)真光寺衆徒 1968年広島県呉市出身 ダンスはおどれません。
人身(にんじん)受けがたし今すでに受く 仏法(ぶっぽう)聞きがたし今すでに聞く(礼讃文:三帰依文)

迷信

 今年もどうぞ宜しくお願い致します。
本日は2021年1月9日(土)です。一昨日からの雪で高速道路、一般道路、電車、学校などいろいろな所で影響が出ています。ここ筑紫野市二日市も約15p程も積り、久しぶりの雪景色となりました。活動報告写真 普段より車の交通量も少なく、また周りの音が雪に吸収されてる為か・・・しーーん・・としています。なにか感慨深いものがありますね!

 さて世の中には単なるゴロ合わせで”縁起がいい”とか”縁起がわるい”とか、迷信などいろいろあります。

私が子供の頃は”霊柩車を見たら親指隠せ”ってのがありました。
友達数人と一緒に小学校から帰宅中、近くを霊柩車が通ったのです。すると一人の友人が”親指隠せ!”と叫ぶのです。
なんで!?と聞くと、親指隠さんと・・・親が死ぬるぞ!と言うのです。え〜?ほんとに?と思いながらも皆で親指を隠したのを今でも覚えています。今思えばかわいらしいいですが・・・(笑)

 方角や向きにとらわれたり、ある方角を向いてかぶりついて食したり、玄関にはこれを置いたほうが良いやら、ここにはこれはダメやら、名前の字画を考えたり気にしたり、数字の4を死と、そして9を苦とゴロ合わせしたり・・・。
 財布は春に購入した方が良い(財布が張るから:お金が沢山入って財布が張る)。結婚式に仏滅はあかん!(めでたい日に仏滅なんて縁起が悪い)やら、また葬儀は友引の日はあかん!(ともに引っぱっていかれるぞ)やら・・・。
ひと昔でしたら、亡くなられた方のお茶碗を割ったり、ひつぎの出棺の際、何回か廻して(もう戻って来れないように)出棺させたり・・・。これらはすべて私たち人間の迷いそのものです。迷いですから迷信なんですけどね(笑)
 
 浄土真宗の教章(私の歩む道)の生活
親鸞聖人の教えにみちびかれて、阿弥陀如来の み心を聞き、念仏を称えつつ、つねにわが身をふりかえり、慚愧(ざんぎ)歓喜(かんぎ)のうちに、現世祈祷(げんぜきとう)などにたよることなく、御恩報謝(ごおんほうしゃ)の生活を送る。

 前記のような事にとらわれてはダメ!ではなくて、お念仏のご縁を頂く私たちは、そんなことにとらわれる必要がない、ということなんですね・・・。そのままを受けとめて、ただただ、お念仏申させて頂きながら、思わせて頂きながら、お念仏に出会わせて頂いた喜びを歓喜としてお味わいさせてもらいましょう!
称名 (2021年1月)
写真:真光寺の梵鐘(ぼんしょう)です。昨年から今年の”除夜の鐘つき”はコロナ禍の為、中止とさせて頂きました。
今年の年末には皆さまと一緒に楽しく”除夜会””元旦会”を行いましょう!皆さまお待ちしていますね!


共命之鳥(ぐみょうしちょう)

活動報告写真

 共命之鳥(ぐみょうしちょう)私たちの拠り所、浄土三部経のひとつでもあります、仏説阿弥陀経に出てくる御文です。共に命の鳥と書きます、ぐみょうしちょう:身体はひとつで頭は二つ、お浄土にいる鳥です。

二つの口のあらそい(新仏教童話全集:法蔵館より)
森にかこまれた、美しい湖がありました。湖のほとりに、一羽の孔雀が住んでいました。孔雀には、どうしたことか、口が二つありました。ある時、孔雀は水辺を歩いていて、果物が波に打ち寄せられて、漂っているのを見つけました。

孔雀は、果物を拾い上げると、早速ひと口食べてみました。いい香りと一緒に何とも言えない甘みが、口の中いっぱいに広がりました。孔雀は思わず目を細めて言いました。「僕はこれまで色んな果物を食べてきたが、こんなにおいしいのは初めてだ。きっとかみさまがお食べになる果物に違いない。」

するとその様子を見ていた、もう一つの口が言いました。
「そんなに美味しいのなら、僕にもひと口食べさせてくれないか。」
一つ目の口が笑いながら言いました。「わざわざ君が食べなくても、僕が食べてあげるからいいよ。僕たち口は二つだが、お腹は一つなんだからね。僕だけで充分だよ。」

「それはそうだけど、僕もひと口食べてみたいんだ。すまないけど頼むよ。」
「だめだね。」一つ目の口は冷たく言いました。
「前から言おうと思っていたのだけれど、一つの身体に二つの口なんておかしいよ。一つあれば充分だ。これからは僕が食べ物を食べる役目をして、君は休んでいてもらおうと思うんだ。どうだ。いい考えだろ。二つの口が勝手気ままに食べると、お腹を壊すことにもなるからね。」

 気の弱い二つ目の口は涙をぽろぽろ流して言いました。「それじゃ僕は何も食べてはいけないのだね。食べる役目のなくなった口なんて、いらないのと一緒だね。僕はもう毒を飲んで死のう。そうするのが一番いい。」

 「ちょっと待ってくれよ。」一つ目の口が慌てて言いました。「君が毒を飲めば僕まで死んでしまうじゃないか。お腹が一緒なんだから。君は死ななくてもいいんだ。ただじっとしておれば、僕が口の務めは全部してあげるよ。」
 二つ目の口はますます悲しそうに言いました。
「僕だって君と同じ口なんだ、君と同じことがしたいんだ。同じことが出来ないくらいなら死んだほうがましだよ。」

「いやいや待ってくれ。」一つ目の口が言いました。
考えてみると僕が悪かった。謝るよ。僕だけいいめをしようとしたのがいけなかったのだ。僕と君とは別々だけれど、二人で一人の役割をするのが正しいのだ。さあ僕の果物を食べてくれ。いや僕らの果物を一緒に食べよう。」

 二つ目の口はやっと仲直りをしました。そしてそれからはどんなものでも半分ずつ分け合って食べるようになりました。
称名(2021年1月)
写真:本堂前の松の木です。雪がすごい!


お寺の掲示板(2)

活動報告写真

 『お寺には掲示板があります。
たまたま通りかかったお寺の掲示板に貼りだされた、とある標語を読んでお味わいさせて頂いていますと、通りかかられたどこかのお爺ちゃまが、その標語を見られて・・・しばらくして・・・”なんのこっちゃ!?”と言われてそのまま去って行かれたのです。
 それ以来、いろんな所で色々な標語を見るたびに、その時の光景とそのお爺ちゃまの”なんのこっちゃ!?”というセリフが頭を駆け巡るのです。(涙)』

 とあるお寺の掲示板の標語です。
楽しみは 金とひまがあれば得られるが
 喜びは わが身が育てられなければ 味わうことが出来ない


 昨年は一度しかペイペイドームへ行けませんでした。たまたま奥さんがとってくれた”ホークスVSマリーンズ”のチケット。そこで優勝が決まるとは思いもしませんでした・・・目の前で胴上げならぬ万歳三唱・・・感動しましたね。

そうなんです家族そろって大の野球ファンなんです。私以外は筋金入りのホークスファン!私はと言えば、パリーグはホークス、セリーグは広島カープファンの・・・二刀流なのです(笑)。
何年か前にありましたね・・・。日本シリーズでホークスVSカープ。ホークスの4勝1敗で日本一。
あの光景は何とも言えませんでしたね・・・。もうこの2チームが日本シリーズで戦ってる・・・それだけで幸せでした。今年はそうなるように・・・と夢見てる・・・今日この頃です・・。
 
 さてさて標語でした・・・。お金を使い野球チケットを買い・・観戦に行く・・・。すごく楽しいです。更には観戦しながらペイペイでビールを買う。もっと楽しくなりますね・・・。勝利すると楽しみから喜びに変わる。
だけれども野球やサッカー・・その他のスポーツもそうですが、勝者の反対側には敗者がいるのです。辛くて悲しくて悔しい人がいる。そのような喜びではなくて・・・。

 お念仏申させて頂いた時に・・・喜びとして沸いて出てくるものがある・・・。お念仏ってどういうことですか?
南無阿弥陀仏って何?って思っていた私、お念仏を申したことがない私が、お念仏申すようにお育ていただき、お念仏をお味わいさせて頂くようなこの私に・・・歓喜(かんぎ)です。今年もどうど皆さまお聴聞させて頂きましょう。
 
称名(2021年1月)
写真:真光寺の鐘つき堂より 天拝山


過去のみじかな法話 2020年7月号
過去のみじかな法話 2020年9月号
過去のみじかな法話 2020年10月号
過去のみじかな法話 2020年12月号
過去のみじかな法話 2021年2月号
過去のみじかな法話 2021年4月号
過去のみじかな法話 2021年5月号
過去のみじかな法話 2021年6月号
過去のみじかな法話 2021年9月号
過去のみじかな法話 2021年10月号
過去のみじかな法話 2021年11月号
過去のみじかな法話 2022年2月号
過去のみじかな法話 2022年4月号
過去のみじかな法話 2022年6月号
過去のみじかな法話 2022年7月号











真光寺

〒818-0058
福岡県筑紫野市湯町1-15-5

TEL 092-922-3291
FAX 092-928-4800