浄土真宗本願寺派の僧侶、宇佐美嘉浩(法名釋嘉心)がみじかに起こったこと、感じたこと、思ったこと等
みじかくお話するコーナーです。みじかな法話(法話でないこともあります)
宇佐美 嘉浩(うさみよしひろ)真光寺衆徒 1968年広島県呉市出身 ダンスはおどれません。
人身(にんじん)受けがたし今すでに受く 仏法(ぶっぽう)聞きがたし今すでに聞く(礼讃文:三帰依文)
この度は旧納骨堂から新納骨堂へご本尊さまの移設、修繕・修復、納骨壇の設置などをして下さいました、お仏壇のよーかどう(筑紫野市二日市中央通り)花田様に色々お話をお伺い致しました。(後編)
〜お仏壇の最近の傾向について〜
最近は住宅事情のこともあり、家具調のお仏壇が人気です。材質や色、サイズの種類が多種多様になってきていますので、購入ご検討の際に選択肢に入れられるおお客様も多くなっています。
また従来の伝統型の仏壇に今までとは違ったデザインを取り入れたものも増えてきています。
〜設置までの注意点などについて〜
御内仏の修復と設置に関しましては、以前の面影を残しながら無量光堂に相応しく威厳に満ちた仕上がりになるように心掛けました。御宮殿内の阿弥陀如来様のお姿もLED照明を取り付けてより一層輝いて見えるように致しました。
納骨壇に関しましては、ご要望に添った寸法や配置に注意しながら準備をし、設置致しました。
〜皆様へのコメント〜
ご門徒さま待望の無量光堂の完成でこれから長年にわたってお参りしやすい環境が整ったのではないかと思います。
このご縁によってお念仏のつながりが多くの人に広がっていくことを願っております。
どうもありがとうございました。
よーかどう様には旧納骨堂の玄関上に設置していました”無量光”の木額の修繕・修復もして頂き、現在は無量光堂の
玄関靴箱上に設置して頂きました。
称名 2022年3月
写真:無量光堂の玄関靴箱上”無量光”木額
芸能人の方や有名な方がお亡くなりになられると新聞や雑誌に”〇〇さん死亡”、”〇〇さん死去”と記載されます。
この命尽きた時、ほんの紙切れ一枚の”死亡届”を役所に提出します。
私の祖父母がこの世のご縁尽きた時は父が、父がご縁尽きた時は母が、母がこの世のご縁尽きた時は兄が提出してくれました。ですから私は見たことがありません。
出来る事ならば見たくはありません。がしかし、この世に生を受けさせて頂きますと必ずこの世のご縁尽きる時がやってまいります。
生死(しょうじ)・・・1枚の紙の表と裏がある様に、表と裏を切り離せない様に、生死はひとつなのです。しかしながら世間では”死”という単語を見ない様に、見せない様に、考えない様に、更には想像さえもさせない様にします。お釈迦さまが説かれた”四苦”(生・老・病・死)に私たちは逆行して常に逆らいながら生きているのが現状なのではないでしょうか?
生:この世に生を受けて生き、思い通りにならない苦しみ。どうして?なんで?といつも思ってしまいます。
老:老いていく苦しみ。
病:病の苦しみ。
死:死ぬる苦しみ。
死をイメージさせる数字の4を”し”と読むためか?特に病院など4号室がなかったり、駐車場も4番の区画がなかったりします。病院でもお亡くなりになられた方は人目につかない様に、裏口から・・・となるそうであります。
人間死んだらしまいよ!人間死んだら終わりよ!という方もいらっしゃいます。
なんて悲しい・・・なんて虚しいい人生だろう・・・と思ってしまいます。
しかしながらお念仏のご縁を頂く私たちは、”そうではないですよ、そんな虚しい人生ではないですよ”と仏さまが常に働き教えて下さっています。
”死亡”という漢字をかみ砕いてみますと”死に亡ぶ”(しにほろぶ)です。
”死去”という漢字をかみ砕いてみますと”死に去る”(しにさる)です。
この私は死んで終わる様な人生なのか!?
この私は死に亡ぶ様な人生だったのか!?
この私は死に去る様な人生だったのか!?
人間の知恵ではココまでなのです。煩悩の殻に覆われている私にはココまでなのです。
しかしながら仏さまは教えて下さいます。常に働き続けて下さっています。
仏さまの智慧(ちえ)ではその続きがあると・・・死んで終わる様な、死に亡びる様な、死して去る様な、そんな虚しいい人生ではありませんよ!この世のご縁尽きるその瞬間にはお浄土(もっとも清らかなさとりの世界)に”往き生まれる”(いきうまれる)往生する人生を私と一緒に生きているのですよ!と
称名 2022年3月
写真:真光寺本堂の仏さま
朝はAM5時に起床(他寺に出勤する場合)し、洗面を行い、晨朝勤行(朝のお勤め)をし、大好きなアーティストの音楽を聞きながら朝食を頂き、新聞を読み、ゆっくり支度をして6時過ぎの西鉄電車に乗り出勤する・・・のが理想です(笑)
その日も目覚まし時計を5時にセットして就寝。
これは仏教の学校生活から変わりませんので身体がその様になっている様です、苦ではありません。
(しんどい時もあります:笑)
どのくらいの時間がたったことでしょう・・・。
何かの拍子に目が覚め、枕もとの目覚まし時計の時間を見るとAM4時20分です。
あと30分程は寝れるなあ・・。と、また目を閉じ寝ようとするのですが・・・一度、目を覚ました為か、今度は寝れなくなってしまいました。
どのくらいの時間がたったことでしょう・・・。
しばらくして枕もとの目覚まし時計の時間を見るとAM4時20分です。
あと30分程は寝れるなあ・・・えっ!?どういうこと???寝ぼけてたのか?でしばらく理解不能でした。
さっきと同じ時間・・・。同じ・・時間???
えっ!!
そうなんです、電池がきれて時計が止まっていたのです。飛び起きてリビングの時計を確認すると・・・
5時過ぎです。ああ良かった〜セーフ!セーフ!と
でもあの時、あの一瞬、もしもまた寝ていたら・・・夢の中へ・・・と考えると・・・わぁ〜〜”ぞっ!”とした話
で・し・た。
称名 2022年3月
写真:雨後の月(広島県呉市相原酒造)
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