本文へスキップ

真光寺は 浄土真宗本願寺派 のお寺です

みじかな法話

浄土真宗本願寺派の僧侶、宇佐美嘉浩(法名釋嘉心)がみじかに起こったこと、感じたこと、思ったこと等
みじかくお話するコーナーです。みじかな法話(法話でないこともあります)
宇佐美 嘉浩(うさみよしひろ)真光寺衆徒 1968年広島県生まれ ダンスはおどれません。
人身(にんじん)受けがたし今すでに受く 仏法(ぶっぽう)聞きがたし今すでに聞く(礼讃文:三帰依文)

西本願寺慶讃法要御笠組団体参拝(一日目)

活動報告写真 2023年5月8日(月)〜5月10日(水)の三日間龍谷山 本願寺(西本願寺)にて行われています親鸞聖人御誕生850年立教開宗800年慶讃法要、御笠組の団体参拝に参加させて頂きました。

 御笠組18ヶ寺、総勢70名、真光寺からは私とご門徒さん二人の3名で参加しました。

 本願寺向かって左側の大きな建物、御影堂(ごえいどう)にて法要が行われました。
写真上:御影堂(国宝)のお内陣


写真中央:御影堂での法要の様子
    


 法要終了後、右隣の阿弥陀堂(国宝)に移動し帰敬式ききょうしき(受ける方のみ)を行って頂きました。
写真下:帰敬式前の写真です。
                        
帰敬式:法名(ほうみょう)を頂きます。
法名って亡くなってからの名前じゃないの?とよくご質問を頂きますが、迷いまみれなこの娑婆世界、煩悩まみれなこの私、右往左往するこの私ですが、法名を頂き、仏弟子として何気ない日常のお蔭さま、感謝の気持ちでお念仏を申させて頂きながら、仏さま中心の生活を送らせて頂きます。この度はお二人様、おめでとうございます。

 称名 2023年5月


西本願寺慶讃法要御笠組団体参拝(二日目)

活動報告写真  御笠組(総勢70名)ではバス2台で移動しました。二日目まず向かったのは”青蓮院”です。天台宗のお寺になります。

 親鸞聖人が”お得度式”をされたお寺です。
ご開山聖人は9歳の時に伯父に伴われてこの青蓮院にやって来ます。現在では小学3、4年生ですね!

 当時の慈円和尚は、もう夜だからお得度式はもう明日にしましょう!と、まだ子供で可愛らしいい親鸞聖人の事を思いながら優しく話されたそうであります。

 すると当時9歳の親鸞聖人は”明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐のふかぬものかは”
 と読まれました。きれいな桜の花が咲いていたのでしょうね・・・今はこうして綺麗に咲いている桜でも、夜中に嵐がきて明日にはもう無いかもしれないんですよ・・この私の命も明日あるかどうかわからないんです・・・。
ああ!そうだな!ということですぐにお得度式をされたそうであります。
 ついつい明日で良いか!と思ってしまいます(反省)

 ですから現在でも私たちが行う”お得度式”また昨日ご門徒の方々が行なわれた”帰敬式”は昼間ですが、当時の親鸞聖人を思いながら偲ばせて頂きながら扉を閉めてほぼ蝋燭の灯だけで行っています。

写真上:青蓮院



次に向かったのは”大谷本廟(おおたにほんびょう)”です。
写真:大谷本廟境内と明著堂
                                
大谷本廟は親鸞聖人のご廟所(墓所)です。
写真:明著堂内(お骨は写真奥の場所に納骨されています)

 宗祖親鸞聖人と一緒にとの思いからこの度のご縁でも分骨をさせて頂きました。
 


次に向かったのは、日野誕生院です。
 写真:本願寺 日野誕生院(親鸞聖人御誕生の地)
 浄土真宗の宗祖親鸞聖人は1173年5月21日日野有範の子としてこの日野の里でご誕生になり、幼少時代を過ごされました。今では隣に誕生院保育園もあり、子供たちの元気でかわいい声が響いていました。


 続いては”平等院鳳凰堂”です。鳳凰が翼を広げたような建築となっているとの事で、建物はもちろん池とのコントラスト庭園も素敵でした。この建物は10円玉に、鳳凰は一万円札に印字されています。見えにくいですが建物中央の屋根左右に鳳凰が見られます。


写真:平等院鳳凰堂にて(真光寺から参加の3人)

 称名 2023年5月

西本願寺慶讃法要御笠組団体参拝(三日目)

活動報告写真

 2023年5月10日(水)三日目の本日は宿泊のホテルから徒歩10分程の”長浜城歴史文化博物館”からのスタートです。

天正元年(1573)9月浅井長政(あざいながまさ)滅亡後、湖北(滋賀県北部)を支配したのは、羽柴(豊臣)秀吉であった。姉川合戦と小谷城攻めで手柄をあげた秀吉は、その功績によって浅井氏の領国の大部分を与えられ小谷城に入った。そして翌天正2年夏すでに今浜(長浜市公園町付近)に築城を開始している。秀吉が湖岸に城を移した理由は琵琶湖の船運を重視した領国経営にあったと考えられる。秀吉の築城については、当時の絵図や古文書がほとんど伝来せず、不明な部分が多い。木材は竹生島から運んできたことや、石垣用の石材は領内から集められ、石仏や五輪塔などの墓石まで使用されたと考えられている。長浜城は天正5年(1577)頃に完成したと考えられ、秀吉は地名を「長浜」と改めて天正10年(1582)まで在城した。
(秀吉出世城 長浜城パンフレットより)
(写真:長浜城)

続いて向かった先は、比叡山延暦寺です。宗祖親鸞聖人が9歳でお得度式をされて29歳まで
20年間修行された場所です。
写真下:総本堂 根本中堂(修繕・修復中でした)


写真下:親鸞聖人ご修行の地(石碑)

 17年ほど前に京都の中央仏教学院に入学し寮生活を送りながらお得度式、僧籍を頂きました。当時の学院生活の中で訪問したこともある場所もあり、親鸞聖人、ご開山聖人のゆかりの場所を拝見させて頂きながら、当時(初心)の事を思い出したりもでき、とても充実した団体参拝となりました。また、御笠組の方々との交流、他寺のご門徒の方々との交流も頂きとても楽しい三日間でした。ありがとうございました!また行きたいです!!・・が
次があるころは・・・もう私はこの世に存在しませんね・・・。
 
 称名 2023年5月


過去のみじかな法話 2020年7月号
過去のみじかな法話 2020年9月号
過去のみじかな法話 2020年10月号
過去のみじかな法話 2020年12月号
過去のみじかな法話 2021年2月号
過去のみじかな法話 2021年4月号
過去のみじかな法話 2021年5月号
過去のみじかな法話 2021年6月号
過去のみじかな法話 2021年9月号
過去のみじかな法話 2021年10月号
過去のみじかな法話 2021年11月号
過去のみじかな法話 2022年2月号
過去のみじかな法話 2022年4月号
過去のみじかな法話 2022年6月号
過去のみじかな法話 2022年7月号
過去のみじかな法話 2022年10月号
過去のみじかな法話 2022年11月号
過去のみじかな法話 2023年1月号
過去のみじかな法話 2023年3月号
過去のみじかな法話 2023年5月号
過去のみじかな法話 2023年7月号
過去のみじかな法話 2023年10月号
過去のみじかな法話 2023年12月号
過去のみじかな法話 2024年4月号











真光寺

〒818-0058
福岡県筑紫野市湯町1-15-5

TEL 092-922-3291
FAX 092-928-4800